MIEM - Labs : IA wiki

提供: IA Wiki
移動: 案内検索

【ドラフト中】

多次元情報表現方法「MIEM:ミーム」とは、情報を(主に視覚的に)多次元的に表現する際の手法や考え方をまとめたものである。

Multi-dimensional Information Expression Methodの略語である。

多次元情報表現方法「MIEM:ミーム」とは

ある情報を伝えるために画面や文書(図表、グラフ、テーブルグリッド、リスト、文章など)をデザインするには、 その情報の性質と特性を十分に吟味して設計・構成しなければならない。

「マッキンゼー式〜」や「〜インフォグラフィック図鑑」的な膨大かつ多彩なアウトプットの実績に対して、 現状、その情報デザイン原理は体系化されているとは言えず、デザイナーや設計者の直観力やセンスによるところが大きいと感じている。

この「センス」の部分を分析・解明することで技術として体系化するアプローチが、多次元情報表現方法「MIEM:ミーム」である。 使用シーンは多岐にわたるが、デザインワークの中では、プランニング、コンセプトデザイン、ワイヤーフレーム設計で主に活躍する。

情報設計ツールとしてのMIEM

MIEMは、ロジカルな情報設計行うための思考ツールである。

表現軸のタイプ

  1. 物理次元(Phisical Dimensions)→x(xAxis),y(yAxis),z(zAxis)、Scene(シーン・ページなど)
  2. 属性次元(Style Dimensions)→Color(色)、Scale(大きさ)、Shape(形状)、Type(その他)
  3. 拡張次元(Additional Dimensions)→t(Time)、i(Interaction)

例題

例題1:月次平均気温チャート

20151026-001.png


上のチャートは、世界4都市の月次平均気温である。 このチャートから分かることは、 「どの都市が、どれぐらい暑くて、どれぐらい寒いかという都市同士の比較結果」 ということだ。

少し掘り下げて分析すると、以下のように言い換えられる

・y軸はTemperature(温度)単位は℃である。 ・x軸は年間を月単位で12等分しており、それぞれに月名が命名されている。 ・ラインの色(とシンボル)は、都市に割り当てられ、凡例が添えられている。

情報次元楔形の観点からすると、 このチャートは、 「2つの物理次元と1つの属性次元を使った、3次元情報のチャート」である。

平面だから2次元ジャン!と思う方もいるだろうが、 「色」によって表現されている次元が加わるので情報次元的には3次元となる。

例題2:バブルチャート

http://jsfiddle.net/dmsd6hc9/

例題2で取り扱うチャートは、バブルチャートというものである。 x軸、y軸、それぞれに表現軸を設定している。 先ほどのチャートと異なる点としては、 色情報に加えて玉の大きさ(スケール)を表現軸として取り扱っている。 これにより、このチャートの情報次元は4次元となる。

例題3:3Dスキャッター

http://jsfiddle.net/u1zzvx6w/

このチャートは、3Dスキャッターと呼ばれる3次元空間に色の着いた玉をプロットするタイプのものである。(三次元分散図とも言う) 玉は、x軸、y軸、z軸、それぞれに表現軸を持ち、さらに色も表現軸に使用できるため、情報次元は4次元となる。

このように、情報次元の考え方は、一般的な2D、3Dの認識とは異なり、色や大きさも表現軸として利用できることを示している。

情報の内容量と簡潔さ

3Dチャートよりも2Dチャート

通常、チャートの情報量と簡潔さは反比例する。 つまり、情報次元が高次元になればなるほど情報量は増える一方で、チャート自体の簡潔さが低下し、複雑さ・難解さが増すことになる。

たしかに3Dチャートや色やスケールなどの属性次元を盛りに盛ったチャートは「なんだかスゴイ」という印象を与えることはできるが、ユーザーにとっての実用性は、複雑であるほど落ちる。

つまり、情報の分かりやすさ、伝わりやすさからの観点から考えると高次元の複雑なチャートは望ましくなく、表現軸を絞ってシンプルなチャートとして設計するべきである。


関連項目