論理的区分の規則 - Labs : IA wiki

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論理的区分の規則とは、分類(区分)を行う際の原則のひとつ。

主に階層分類・多項分類を行う際に必要な概念。ファセット分類ではこの規則に(あえて)従わない。


区分肢の排他性

区分肢の排他性とは、それぞれの区分肢(項目)が重なってはいけないということ。

MECEの「ダブリなく・Mutually Exclusive」に相当する。

-空を飛ぶもの -陸を歩くもの -海を泳ぐもの

子供用の図鑑などではこのような分類が見られるが、排他性という観点では破綻が起きている。

空を飛び陸を歩くもの(鳥類全般)もいるし、海を泳いで空を飛ぶもの(トビウオとか)だっている。

階層分類の場合、それぞれの区分肢(項目)が、排他でなければ美しい分類にはならない。


区分肢の網羅性

区分肢の網羅性とは、各区分肢すべてを統合すると、完全な全体集合・総体となる。ということ。

論理的区分の規則の一部であり、MECEの「漏れなく・Collectively Exhaustive」に相当する。

例えば、脊椎動物を分類してみると、以下のようになる。

  1. 哺乳類
  2. 鳥類
  3. は虫類
  4. 両生類
  5. 魚類

このように全ての区分肢(類)を足せば、元の総体(脊椎動物)と一致する。


区分の視点の一貫性

区分の視点の一貫性とは分類する際には「一貫した視点(同一の意味レベル)で区分・命名を行わなければならない」ということ。

論理的区分の規則の一部。MECEには、この概念はない。

  1. 哺乳類
  2. 鳥類
  3. は虫類
  4. 両生類
  5. 石鯛

「石鯛」のみ一貫性から逸脱しているため、気持ち悪い。意味レベルの違うものは混在しないようにしたい。


MECE

区分肢の排他性と区分肢の網羅性を合わせて、特にMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)という。

MECE(ミーシーもしくはミッシー、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略)とは、「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味する言葉である。 要するに「ダブリなく・漏れなく」という意味である。([1]

MECEに「区分の視点の一貫性」を加えると、論理的区分の規則となる。よって論理的区分の規則の完全下位互換。

関連項目

参考